ハニービー号は2台。
当日のエントリーは2台で4人のライダーが走ります。
私は、手前の新型車両。こちらは新型のコンプリートマシンです。
奥の車両は、旧型のキャブ車からの改造バージョンで、
こちらは5速ではなくて6速ミッションとのことです。
奥のバイクには20年前のチームメイト(当時はコシカワ八千代でしたね)
“カズ”さんが乗ります。
わたしは、以前にハニービーさんのつなぎを作ったことがあったので、
倉庫から引っ張り出してきて、着て見ました。
8年ぶりのつなぎが着れるっていうことで、体型が変わってない自分がとっても素敵!
バイクと合わせてみると、
うぅ〜んかっこいいじゃないですか(自画自賛)
というわけで、走り出してみると・・・
ピットロードでアクセルワイヤーが引っ掛かったのか、アクセルを開けても前に進みません。
おやっ?
もう一度ひねりなおしてみると、前に進みますが、今度は吹けきってしまいました。
“ああ、これが全開ね”
いつもは1000ccに乗っているので、その感覚とはだいぶ違うようです。
小排気量のバイクに乗ったことがないので、わかってないですね。
それでも、コースに出て、ギアをつないでいくと、スピードはそこそこ出ます。
何周か走ってみると・・・
バイクがとぉっ〜ても軽いので、コーナーリングが楽しいです♪。
自分がバイクを走らせている感覚というか、人間がバイクに乗っている感じがします。
(逆にハイパワーすぎるとバイクに乗せられているように感じるのです)
1回目の走行は様子見というつもりで、とにかく淡々とバイクと戯れました。
この日は、お仕事の疲れを引きずった体だったのですが、途中でピットインもせず、
周回を重ねても、ぜんぜん疲れませんでしたどころか、
“楽しくなってきてから、もっと走らせて!”
という感じでした。
1回目の途中、チームメイトの“カズさん”を見つけて、ランデブー走行してみました。
カズさんは“大きなバイクはつらいから〜”なんて言って、
最近はミニバイクにはまっているようです。
後ろについてみると、さすがに慣れてますね。
ちょっとずつ離されます。
私も、負けじと気合いを入れて、追いかけてみると、すこ〜しペースが上がって、
このときのタイムが1分14秒ぐらい。
それが、速いのか遅いのかよくわかりませんが、
まあ、楽しく乗れたのでよかったとしましょう。
今回のメインテーマも“楽しく走る”ですからね。
さて、1回目の走行の後は、もっと楽しく乗るにはどうしたらいいのかを、
開発者のコイデさんと検討します。
まずは、ステップ。
コーナーリング中にブーツを摺ってしまいます。
位置が可変式でしたので、少し上げてもらいました。
あとは足回り。
第一ヘアピンでは、フロント周りにぐりっと荷重がかかって、ブレーキをかけながらでも
スパッと寝かせられます。
第二ヘアピンもそこそこいい感じです。
ところが、第一コーナーや最終コーナー、ダンロップ下では思った程フロント周りに
荷重がかからないせいか、倒しこみの時にハンドルがふらふらしてしまいます。
第一ヘアピンはすり鉢状になっているので、ブレーキをかけながら入っていくだけで、
自然と、フロントに荷重がかかってくるので、この感じをほかのコーナーでも出していくといいのではないかと思います。
一回目の走行時、コーナー進入時に頭の位置を前にそして低くすると、
いい感じがしたので、フロント周りの加重不足でしょうかね。
まずは、車体をもっと前下がりにセットアップしなおすといいと思い、
とフロンとフォークの突き出しを増やしててみるといいのでは?ということになりました。
さて、どれぐらい?
感覚的には5mm〜10mmぐらいなのでしょうけど、
初めてのバイクなので、このバイクがどんな反応になるのか、まだよくわかりません。
こういったセッティングは行き過ぎまでやってみて、少し戻る
たとえば、突き出しをしすぎて、“これじゃブレーキ掛けられません”までいって
少し戻るのがD;REX流なのですが、走行時間に限りがあるので、
なかなかすべてやりつくすところまで行けなさそうです。
さて、2回目の走行。
上げてもらったステップは良好です。
前下がりにした車体もいい感じですが、まだまだ、行き過ぎには至ってません。
ピットインして、“おかわりくださいって感じです”
と、チーフコイデさんに伝えます。
そういえば、このバイク、ナイトロンのリアサスを入れていたので、
車高調整で後ろを上げれるようです。
突き出しは時間がかかるので、後ろを2mm程上げてもらいます。
走り出してみると、進入時のフロント加重のかかり具合はさらに少し良くなりましたが、
まだまだ“おかわり”がほしい感じです。
ピットインしている時間がもったいないので、もうちっと走りこんじゃいます。
体に負担が少ないのと、なんか走るのが楽しいので、やめられません♪。
ノリが良くなってきたので、さらにペースアップしようかと思い・・・
こんな時は、自分より速い人にくっついていく “先生よろしく作戦”です。
走行枠は小型車クラスでしたので、同じようなクラスの速い車両がいっぱいいます。
(むしろ、ちょくちょく抜かれてます)
そのなかで、自分より少し速くて、スムーズに走っている人を見つけます。
速過ぎる人はダメです、少しだけ速い人がいいのです。
第一コーナーで抜いていった、ちょ〜どよいぐらいのペースの人を見つけて、くっついていきます。
S字を抜けて、第一ヘアピン、ぴったりマークしていきます。
“なるほど、この辺から開けていくのね”
ダンロップ進入もスムーズにいってます。というか、自分より速い人は上手に見えます。
CXコーナーをサクッと切り返して、今までにないGを感じたところで
ガッシャ〜ん!
前を行く先生転倒!
(仮称)先生はスリップダウンしてそのまま、スポンジに突っ込んでいきました。
スリックだったよね今の人? ねぇ?と私は先生のタイヤに目線が釘ずけです。
“このペースは危ないってこと??”
“先生よろしく”作戦は中止しました。
やっぱり、自分のペースで走らないとね!♪
一度ピットインして、気持ちを切り替えます。
他の人の転倒を目の前で見た割には平然としてました。
というか、バイクが軽いので、転倒しても大ごとにならなそうです。
ピットインしたついでにリアのコンプを絞めてみます。
さっそく走り出します、
不思議なことに、目の前の転倒はすっかり忘れてます。
今度は作戦を切り換えて、“余っているところをなくそう作戦”です。
いつものアクセルオンポイントでアクセルを開け始めると、
アウト側がとっても余ってしまいます。
コースがもったいないので、早目から開けたいのですが、体がうまく反応しなくて、
待っている時間がとても長く、立ち上がり余りまくってます。
最終コーナーの立ち上がりなど、半分ぐらいしか使ってません。
周回を重ねるごとに少しずつ良くなっていくのですが、
なかなか、行き過ぎまで行けないのです。
アクセル開けポイントが遅すぎるばかりではなく、
コーナーリングスピードが足りないっていうのもあるみたいですね。
ということで、コーナーリングスピード&バンク角の限界を最終コーナーで
一応試してみました。
どんどんスピード上げて、寝かしていって、リアタイヤがツッ!!と滑り出して
“あぁここがタイヤの限界ね”というところまで行ってみます。
そこまで行ってみて、あとどこでタイムを詰めるのか、考えるのです。
その時の挙動やフィーリングをよく覚えておきます。
最終コーナーは長いので、そういったことを試すのにはとてもいいですね。
そうこうやっているうちに、あっというまのチェッカー。
楽しかった時間はあっという間でした。
まだまだやりたいこといっぱいあるので、次回走行が楽しみですが・・・
スケジュールを確認すると、もてぎGPまではあと1回しか走れないようです。
4月のもてぎは成り行きで走るとして、その後また走ってみたいな〜
そう思える楽しいバイクでした。
だってまだまだいろいろ試したいですもの。
ということで、私が購入したら、
どなたか一緒にもてぎのリレーレースに出てみませんか?
このクラスとっても楽しい予感がしたのです♪
” ふせ ”がたんないっっすぅ!!
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